きのう、立川はシネマシティで『アラビアのロレンス』完全版を観てきました。
圧倒的。なんだ、この美しさと苦みは! 観る前からかなり期待していたしいろんな先入観もあったのに、そんなものすべてをすぱっと薙ぎ払って、わたしのけちな想像を突き抜けていってしまうような映画でした。画面の美しさといい強烈な人海戦術のずるさといい、これは監督の力がすごいんでしょうね。デイヴィッド・リーンの他の作品も観てみなくちゃ。
いろいろとまとまらないのでまずは役者語りします。
ピータ・オトゥールの金髪と碧眼がすごい。砂漠と空の色。この前書いた『あるいは裏切りという名の犬』のメモでも記事の題に色の名前を入れてしまって、いったいおまえは色でしか映画を観ていないのかって感じですけれど、実際金色と青色が残る映画だったんです。あの倒れた列車の上を歩く場面とかね。独特なしゃべりかたと声も好き。
オウマー・シャリーフのアリは男前すぎて反則。いやになるくらいまっすぐないい男でした。黒ずくめの格好もかっこいいですね。ロレンスと対になっていて。
でも最後になにもかもかっさらっていったのは、アリック・ギネスのファイサル王子だって気がします。すてきだった…。
脇役では他に、アントニイ・クィンのアウダ・アブ・タイイと、クロード・レインズのドライデン氏が好きでした。
ああ、観返したい。でもDVDじゃ楽しくないかもしれない、と思っていまちょっとジレンマです。これからは名画座にかかるたびに観にいきたいなあ。






